オリジナリティあふれるタイトルでLTしてきた

1月15日にCLR/Hの第54回勉強会が開催されました。
そこでLTをさせていただきました。何気に人生初LT。
初のLTがこんなにオリジナリティあふれるタイトルでいいのか悩みましたが、ダダすべりでむしろ心地良かったほどです。
資料を公開したいのですが大人の事情で難しいので、内容を簡単に紹介したいと思います。



もっと会場がどっかんどっかんするかと思っていたのですが静まり返っていたので、
「元ネタわかる人いますか・・・?」
と尋ねたら手をあげたのは2人だけでした。死にたくなった。
そんなこんなで、F#の最新情報などをお届けしてきました。

No.001 『あけまして・・・?』

あけました!オープンしました!あけおめ☆
F#が従来のライセンス(MSR-SSL)から Apache License 2.0 に変更され、この度オープンソースとなりました。
以下のページからソースにたどり着けます。
CodePlex Archive


ただ、Visual Studioに組み込まれているF#はライセンスが違ったりと、注意すべき点が少しあります
オープンソースにしたい」というドンちゃん(Mr.Don Syme)の願いが叶って良かった!

No.002 『理奈・・・』

LinuxでもF#!
Linux上で動作する、Visual StudioライクなIDEMonoDevelopというものがありますが、
最近MonoDevelop用のF#プラグインが公開されました。
以下のページにインストール方法などが詳しく載っています。
F# for MonoDevelop – Variations in F# | Functional Variations


『宗教上の理由でWindows使えないんだよ!』という方でも安心してF#ライフを楽しむことができます。


No.003 『GO!』

最近、『The Path of Go』というXboxのゲームが発売(配信)されました。
Microsoft Researchが開発した囲碁のゲームなのですが、
彼ら曰く、『先進的なAIをF#で実装したでゲソ!』とのことです。
ポイントで購入するようで、約600円程度だそうです。
僕はXbox持ってないので興味ありませんが、皆さんは興味をいだいて下さい。
http://research.microsoft.com/en-US/projects/pathofgo/keyfacts.aspx

No.004 『実践』

2011年1月7日、日本のF#界に激震が走りました。
ついに技術評論社から出版されたのです・・・。
あの噂の書籍が・・・。




マイクロソフトの荒井さんと、日本のF#界の重鎮 いげ太さんがタッグを組みました!
関数プログラミングの基礎*1はもちろん、F#の言語仕様をほぼ全面に渡って丁寧に解説しています。
それだけじゃない!
11章以降はF#における並列プログラミングを扱っており、F#でWebアプリケーションを作成する例なども収録されています。
ページ数なんと464ページ!それでいてお値段たったの3360円!やばいっす。ぱないっす。


実は昨年の9月頃に著者の方から依頼を受けまして、原稿のレビューに参加しておりました。
献本も頂きました。ありがとうございます。

↓ちなみに「はじめに」のページ(P.3)に名前が載ってます!


細かいのも含めると多分100箇所くらいツッコミを入れさせてもらったんじゃないかと思います。
そのせいで著者の方々は精神的に疲弊して、もう少しで「K泉暗殺計画」を遂行するところだったのではないかと思います。がくぶる。
時間が足りず、11章以降のレビューがあまりできなかったのが心残り。


さて、LTでこの書籍を紹介したところ、興味を示してくださった方が数名いました!
すでに購入されているナイスガイもいました!
既存のF#の書籍の中では最も初心者に優しく、かつ土台がしっかりしています。
F#を学ぶことは未来への賢い投資だと思います。ぜひF#をやりましょう!
ちなみにこの書籍のTwitterハッシュタグは #PracticalFS になっています。
分からないところなど、どんどんつぶやこう!

Mr.Children

id:zeclさんが、
『F#使いにはミスチルファンが多い』
という法則を見つけ出しました。僕もファンです!


F#を使っておきながらミスチルの曲をちっとも知らないというのは少し恥ずかしいので、
アルバムなどをチェックしておきましょう。


そんな僕はアザラシと化してグダグダ。

*1:カリー化、部分適用、高階関数 etc...